~Our Wonderful life with Art and Art Therapy~   なにげない日々の生活にもっとアートを! ここでは自分自身をさらに輝かせるアートセラピー、オススメのアート、本、旅行、そしてちょっとしたイイネ!などをご紹介します☆
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Life with Art

Author:Life with Art
Life with Art
日々の生活の中に、アートがある
そんな人生って素敵
2011年からアートセラピーをベースとしたアートワークショップを始め、約7年。

内閣府所管 一般財団法人 
生涯学習開発財団認定 
マスターアートワークセラピスト
として高齢者介護施設で
クラスを担当しています。

日々の生活の中でアートを通して自分らしさを輝かせること、自分と自分、自分と大切な誰かをつなぐ場を作りだす事が私のライフワーク。

アート×コミュニケーション、体験してみませんか☆

Master Artwork Therapist
Shikibu Nozawa
(lifewart(at)gmail.com)
お問い合わせの際は (at) を@ に変えて送信ください

※当ブログの画像・本文の無断転用、転載は固くお断りいたします。

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奇跡の脳


私を知っている方ならおわかりいただけると思いますが、私はスピリチュアル系とか霊感が

強い方、ではありません(むしろ無い。。。)

なのですが、

先日読んだ本「奇跡の脳」の中にこんな一節がありました。ちょっと長いですが引用します。

 ”・・・健康な人が、脳卒中を起こした人と話すのがとても不快なのはわかっています。
  ですが、お見舞いに来てくれた人々が前向きのエネルギーを見せてくれることが大切
  なのです。会話することはもちろんできませんが、訪ねてきてくれた人たちがちょっと
  のあいだ部屋に入ってきて、わたしの手をとって優しくゆっくりと、彼らがしていたこと、
  考えていたこと、そしてどんなにわたしの回復力を信じているかを伝えてくれると、
  とっても嬉しい。
   逆に、ものすごく心配なのよぉ、という負のエネルギーを発散しながら入ってくる人
  に対応するのは、とても辛い。与えてくれるエネルギーがどんな種類のものなのか、責任
  をもってください。まゆを優しく上げて心を開き、愛をもたらしてください。・・・”

この本は脳科学者である著者が自身の脳卒中から回復する過程で体験したこと、感じた事、

新たな気づきが書かれていて驚きと同時にたくさんのInsightを与えてくれます。

それらの中でも上記の一節が強く私の心に響きました。

私自身、普段の生活の中で、人と接している時、その人が話す言葉と言うよりは

その人が発するエネルギーを感じること、そちらに気を向けようとすることがあります。

言葉以外の何か、に私が気を向けようとするようになったのはなんでだろう・・・

あれこれ思いを巡らせたところ、実は以前からうっすらと感じてはいたのですが大きな

きっかけとなった事に思い当りました。

それは2年半前からアートセラピーのクラスのために月1回通っている、高齢者介護施設の

皆さまとの触れ合いです。

何回かこのブログにも記事を載せていますが、このクラスは施設の中でも最も介護度が高い

方が参加してくださいます。

その中には、おそらくこちらが発する言葉は理解してくださっているようなのですがご自身

が言葉を発する事が難しい方もいらっしゃいます。

それでも、その方の眼差しや差しのべて下さる手と手の触れ合い、発している雰囲気から

何か伝わるものを感じるのです。

逆にこちらが表面上は落ち着いているようにしていても、内面的にバタバタしていると、

なぜか入居の皆さまもざわざわしてきたり・・・

こんなふうに施設の皆さまと接することでその方から感じる、自分が発する、言葉以外の

"何か"に気づかせていただいていた、、ようです。

冒頭でご紹介した本によるとこのような感覚は右脳で感じているそうです。

この本では右脳と左脳のバランスの大切さを語っていますが、バランスを取るためにも

もっと右脳的感覚を磨いてもよいのかも・・・と思いました。

右脳的感覚ってどんなこと?と思われた方、それはエネルギーを感じる力だけではありません。

そこには驚くべき世界が広がっています。

詳しくは・・・ぜひ本を 


☆ Life with Art ☆



















!IMG01729-20131114-1351.jpg

春や夏には爽やかで瑞々しさを感じる緑の葉っぱがいつのまにか赤、オレンジ、黄色、

紫、茶色・・・と豊かな彩りを見せてくれる秋。

通い慣れたいつもの道もきれいに色づく葉っぱを見つけると途端に楽しい道に変わります。

そんな事から思いついたデイサービス施設でのアートセラピークラスでのプログラム。

こちらは比較的皆さまお元気で、アートセラピーの時間でも素材をつまんだり、切ったり

貼ったりして自分自身で作品を作り上げることができる方が多いクラスです。

それならば!

ということで、葉っぱ自体を皆さま自身でお好きな色に染めていただきました。

タイトルは「わたし色に染まる秋

若かりし頃には誰かの色に染まりたい、ということもあったかもしれません(よね!

でも長い人生を歩んでこられた皆さま。今だからこそ、もう誰のものでもない「わたし色」に

染まってもいいではありませんか。ね

色づく前の葉っぱたち。

photo.jpg

こちらに紅葉をイメージして色を付けていただきました。

最初は一枚に一色、お使いになる方が多かったのですが「色々な色を重ねづけると

こんなふうになりますよ~」とデモンストレーションすると、あちらこちらで彩り

あふれる葉っぱが出来上がってきます。

サポーター全員で手分けして色々な形の白い葉っぱを作ったところ、皆さまそれらの

形を取り混ぜて、まさに色とりどりの「わたし色」に染まった秋の彩りを作品に

仕上げて下さいました。

ほんの一部ですが、皆さまの力作をどうぞお楽しみください^^

こちらは90歳の方の作品です。整然と並べられた葉っぱの上の
赤い透かし模様のもみじがおしゃれです。
「そんなにごちゃごちゃしなくていいの」とはご本人談。
!IMG01732-20131114-1509.jpg

「よく判らないわ~」とおっしゃいながらも時間ぎりぎりまで
丁寧に作品を仕上げてくださったS様
パステル調の淡い色彩がご本人の優しいお人柄を表しているようです。
!IMG01733-20131114-1510.jpg

「こんな感じでいいかしら?」
「これはどうかしら?」
と試行錯誤しながらも、様々な色や形にチャレンジされたW様
作品中の木の実や下の枝の配置もご自身でお決めになりました。
!IMG01737-20131114-1515.jpg


いつも盛りだくさん、にぎやかで華やか、元気な作品をお作りになるWt様
真ん中の毛糸玉はなんと二段重ね!
平面でも半立体作品にしてしまうエネルギーは皆を活気づけてくださいます。
(アートの時間はいつも元気いっぱいなのですが、他のプログラムで
 これはああしてこうして・・・と手順などが決まっているものはあまり
 お好きでないご様子もあるとか・・・
 ならば尚のこと、このアートセラピーの時間ではご自身のお好きな表現を
 お楽しみいただきたいな!と思ったのでした) 
!IMG01730-20131114-1506.jpg

イメージを広げていただくため、ワークの前に机の上に広げた実際の
落ち葉も作品に取り入れてくださいました。
グラデーションのついた葉っぱが美しい。
!IMG01734-20131114-1511.jpg

こちらの方はその昔、バレーボールの選手だったそうです。
・・・というのは作品が仕上がった後に施設の方から教えていただいた
のですが、よく見ると葉っぱが6枚、周りはボール?!
葉っぱは重なっているものもあり、その透け具合がとても
綺麗でした。
「さっぱりしたのがいいと思ったの」とはご本人。
!IMG01735-20131114-1511.jpg

さっぱり派と盛りだくさん派、それぞれいらっしゃいますが、お互いに
「私は○○(さっぱりor盛りだくさん)が好きだけど、ああいうの(その反対)
 もあるのね~それも良いわね~」と自分以外の方、自分の個性をそのまんまで認め
受け入れている、大好きな現場です。

まずは自分の身近なところで”その人らしさ”をまるごと受け入れてくれる、認め合える
コミュニティ、ってどんな方にとっても居心地の良い場所になるのではないでしょうか。
アートが万能、というつもりはありませんが、そこにアートが介することでお互いが
優しく関わりあえる・・・いつもこのことを実感します。

☆ Life with Art ☆








季節はずれの台風がいくつも通り過ぎてゆきながら、秋が深まってまいりました。

モノ思ったり、食べ物が美味しかったり、体を動かしたり・・・そして芸術の秋。

毎月1回開催している高齢者介護施設でのアートセラピーのプログラムを作るネタは
たーくさんありそうなのになかなか降りて来ない。。。

悶々と苦しい時間を過ごしていた私の頭にふっと浮かんできたのが「村祭り」。

♪村の鎮守の神様の~♪という歌です。

秋の豊かな実りを神様に感謝するとともに、皆でこのお祭りを祝う、
明るくてうきうきした感じをアートにして施設の皆さんとこの季節を楽しみたい・・・
と思い色々調べると、ある地方では秋にいろいろなお面をかぶり街を練り歩く、
というお祭りを開催していることを知りました。

お面には色々な意味があり、
例えばひょっとこは「火男」で火の神様、「おかめ」は福を呼ぶ面相等々、
見た目の面白さに加えてそのお面をかぶる人や
見る人にご利益をくださる意味合いもあったのでは・・・と想像が広がります。
あるいは、面白いお面の造形が皆の笑いを呼び、
笑いのエネルギーが場や人々に力を与えるような・・・そんな効果もあったかもしれません。


そこで、今回は『秋祭り 歌とお面で秋を楽しむ』と称して
「自分も皆も笑顔になれる、とびきり面白ーいお面!」を作る、というワークにしました。

私が担当させていただいているクラスは施設の中でも最も介護度が高い方がご参加くださいます。

このため、このクラスでは何かを切る、つなげる等はもちろん
ご自身で絵筆やクレヨン等持つことが難しい方も多くいらっしゃいます。

そんな中で、いかにその方とアートを通して関わることができるか・・・

毎回、プログラムを一つ一つのプロセスに落とし込むにあたり悩むところです。


そしておそらく、普通に生活している私たちでも誰かがいきなり現われて、
「さあ、今からアートしましょう!」なんて言われても急にアートする気持ちに
切り替えること、難しいですよね。
シニアの方ならばなおさらです。

ご参加いただくシニアの方々にはアートすることに少しづつ気持ちを向けていただけるよう、
写真をご覧いただいたり体をほぐしていただいたり、歌を歌ったり・・・
徐々にイメージを広げていただくところから始めます。

先の「村祭り」の歌を歌って、皆さまノって来たかな~という頃合を見計らい、お面作りに突入です。

まだ目や鼻が付いていない、のっぺらぼうのお面を前にして

「これシワくちゃだから、こっち(シワが少ない)のほうがいいわ!」とおっしゃる方、

「僕は自分の顔自体が面白いからお面みたいなもんだよ」とおっしゃる方、

「・・・・」 無言で向き合われる方・・・

色々な方がいらっしゃいます。

そんな時、お一人お一人に寄り添うのがサポーターのセラピストたちです。

ご自身でお作りになれる方は「このパーツを使いたい!」というようなきっかけから
どんどんユニークな作品が仕上がってゆきます。

例えばS様。 どちらかというと強面で無口な方なのですが、ひょうきんな一面もお持ちです。

今回は途中からのご参加で、いらした当初はセラピストの説明にもしばらく無言・・・

だったのですが、ベローンと伸びた舌のついた口のパーツを手に取られ、ご自身でもベローンと舌を出されると、
そこから何とパーツをお面ではなくご自身の顔に貼られて、顔面お面?の出来上がり。

こちらの想定を遥かに超えた、ユニークな作品が出来上がりました。

画像2


あるいはN様。セクシーな口を最初にお面にペタリ。少しして、オレンジ色のほっぺをペタリ。

その後手が止まってしまわれていたのですが・・・

ご自身の手に握りしめておられた2つのパーツがあったので、これをお面に載せてみましょうか、と

おすすめしたところ、何となく目のような感じに。

そこから、これ貼ろう、あれも貼ろうとイメージが広がってゆかれた様子。

普段おちゃめなN様からは想像もつかない、宇宙人のような?!前衛的な作品になりました。

画像3


一方でご自身で手を動かして”作る”ことが難しい方、会話が難しい方もいらっしゃいます。

そんな時はまずシンプルに、好きあるいは嫌い、Yes/No を眼の動きやかすかなうなづきなど、
何かしら出してくださるサインをセラピストが汲み取り、一つの作品に仕上げるお手伝いをします。

そんなこと判るの?!と言われそうですが、それがこのクラスの本当に面白いところで、
何とか汲み取りたいと接していると非言語でも伝わってくる想いが感じられるのです。

私たちは普段コミュニケーションにおいて、つい”言葉”に頼ってしまいがちです。
しかし実は言語以外でも多くのことが伝わっていると言われてます。

言語以外での気持ちのやり取りは簡単ではありません。 
しかし実際にその場で皆さまと関わっていると
お互いの間にとてもあたたかく、深く、豊かな時間が流れることをいつも感じます。
(そして、つい時間を忘れてしまうのです・・・いけない、いけない。)

そんなやり取りを経て仕上がった作品は、その方ご自身が切ったり貼ったり、手をかけたもの、ではありません。

ただ、セラピストが大切にしているのはその方の言葉にならない、できない想い。

そして、どんな形であれ心がけているのはその方の”好き”、”YES”ができるだけたくさん詰まった作品であるということ。


画像5 画像4 画像6

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シニアの方々とアートを通して関わらせていただく中で驚くのは、
いくつになっても皆さま豊かな感性をお持ちだということです。

若い頃に美術を嗜んでいたから昔取った杵柄が・・・という事ではありません。
「私はこういうの苦手で」とか「どうしたら良いかわからないんです」なんておっしゃる方ほど上手下手を越えて、
こちらがはっとするような輝きを感じる作品が出来上がります。

「すっごいのができたー!」と皆さまが笑顔で楽しんでくださっている様子を見るといつも嬉しくなります。

と同時に将来自分がシニアと言われる年になった時も当たり前のようにアートを通して、
好き/嫌い、Yes/Noや様々な想いを誰にはばかることなく
自由に表現できる場や時間があると良いな、と思わずにいられないのです。

☆ Life with Art ☆






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