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~Our Wonderful life with Art and Art Therapy~   なにげない日々の生活にもっとアートを! ここでは自分自身をさらに輝かせるアートセラピー、オススメのアート、本、旅行、そしてちょっとしたイイネ!などをご紹介します☆
プロフィール

Life with Art

Author:Life with Art
Life with Art
日々の生活の中に、アートがある
そんな人生って素敵
2011年からアートセラピーをベースとしたアートワークショップを始め、約7年。

内閣府所管 一般財団法人 
生涯学習開発財団認定 
マスターアートワークセラピスト
として高齢者介護施設で
クラスを担当しています。

日々の生活の中でアートを通して自分らしさを輝かせること、自分と自分、自分と大切な誰かをつなぐ場を作りだす事が私のライフワーク。

アート×コミュニケーション、体験してみませんか☆

Master Artwork Therapist
Shikibu Nozawa
(lifewart(at)gmail.com)
お問い合わせの際は (at) を@ に変えて送信ください

※当ブログの画像・本文の無断転用、転載は固くお断りいたします。

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「紅葉なんてね、ゆっくり見てる暇なかったわ。ずっと仕事してたから」

デイケアホームにて毎月1回開催しているアートセラピーのクラスで
そうおっしゃったのはI様。
今回のテーマが紅葉狩り。紅葉狩りなど行かれましたか?という
質問に対してのお返事でした。
小学校卒業の翌日からお父様の言いつけでお針子さんとして
働きに出たそうです。

「結婚してからかしら。少しそういう時間ができるようになったのは・・・」

と作品を作りながらお話をしてくださいます。

渋い色合いの葉っぱを隙間なく並べ、その合間にアクセントに
なるような赤、黄色、緑の葉っぱを置かれる、その色合いの
センスはずっとお針子としてお仕事をされてきたI様の色彩感覚
がいかんなく発揮されています。

(ちょっとわかりづらいかもしれませんがI様の作品です)
!IMG_6724.jpg

初めての刺繍は桜模様だったこと(簡単だからだそうです)、そのうち
難しい扇などの刺繍も任せてもらえるようになったこと、結婚後は
旦那さまが転勤族で様々な土地にお住まいだったこと、お嬢様が
美大に行かれたこと、お嬢様は美大卒業後は専門職としてI様と
同様に(職種は違いますが)ずっと働かれていること等々まるで
I様のこれまでの人生を一緒に振り返るような時間となりました。

職員さんも「I様のそういうお話、初めて聞きます」と驚かれていたほど。

シニアの方を対象としたアートセラピークラスの場合、四季や皆様に
身近な事柄をテーマにします。
それは、そのテーマをきっかけに、皆様の思い出、記憶が蘇ることで
脳に刺激を与えること、また能動的な行動(作品制作等)を促しやすく
するため、という理由からです。
(テーマ設定にはいくつか理由があります)

今回の紅葉狩りというテーマは、I様にとって紅葉そのものだけではなく、
ご自身が誇りに思っていらっしゃるお仕事のルーツやご家族との生活、
お嬢様の成長などご自身の人生を振り返ることにつながるものとなりました。
そうした出来事をご自身で思い出しながら作られた作品はまさに世界で
一つだけのかけがえのないものとなります。

少々語弊があるかもしれませんが私が開催しているアートセラピーのクラスでは、
見栄えの良い作品を作ることを目的としていません。
テーマや素材を五感で味わう事、ご一緒する皆さまと楽しい時間を過ごす事、
その刺激を受けて、つい手が動いてしまう・・というようなプロセス、また
結果としてできた作品にご本人の想いが宿っている事・・・を大切にしています。

!IMG_6688.jpg

!IMG_6689.jpg

!IMG_6686.jpg

I様の作品はもちろんとても個性豊かでI様ならではの表現、さすがだなあ
と驚きを感じますがそれ以上にI様のお話を伺いながら、I様の一生を
共に振り返ったような・・・その時間を過ごせたことが嬉しい。

I様がお家で作品をご覧になられて、ご家族との時間やお嬢様の成長など
また思い出していただけていたら・・・嬉しいなと思うのです。

☆ Life with Art ☆









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少し前になりますが、自分がメンバーとして活動しているアートファシリテーション
プロジェクトでワークショップを開催しました。
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アートファシリテーションプロジェクトとは、物事を話し合ったり、何かを決めたり進めたり
するプロセスの中で必要とされるファシリテーションにアート・イメージの要素を取り入れる
ことで、普段あまり使われていないであろう脳の領域が活性化され、言葉とイメージの両方
を使う結果、よりよいアウトプットを導き出すことができるのではないだろうか?
という仮説を立て、ワークショップなどを開催しながらそれを実証しようとしている
プロジェクトです。
(NPO法人 日本ファシリテーション協会の一プロジェクトです)

今回かなり実験的な試みとして、参加者を2つのグループに分けました。
一つは言葉を中心とした話し合いを行うグループ
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もう一つはアート・イメージを多く用いた話し合いを行うグループ
!IMG_5909.jpg

!IMG_5894.jpg


「20年後の職業について考えよう」というテーマでそれぞれ話し合ってもらいました。

それぞれのグループ、話し合いのプロセスは異なりますが、時間は揃えて実施。

結果、双方のグループ(言葉中心グループが1チーム、アート・イメージ
中心グループは2チームでした)とも様々なアイデアが出て、数的には拮抗して
いました。

しかしながら、途中、言葉中心グループのメンバーから発せられた言葉

「あっち(アート・イメージ)のチーム、楽しそうだなあ・・・」
(↓アート・イメージチームの様子)
!IMG_5922.jpg
!IMG_5916.jpg

この「楽しそう」、ということが実はアートファシリテーションで大事なことではないかな、
と個人的に思ったものです。

まずアート・イメージを使うことで、言葉だけを使うよりもさらに振り幅を大きく
発想を広げることができる。
この点はアンケートの回答からも多く賛同をいただきました。

更にここから進んだ考察としてグループ、チームとしてアート・イメージを用いること
でより感情的な部分でメンバー同士の共感度を高めることができるのではないか・・・

ここで醸成された共感や仲間意識がもしかしてその後に発生するかもしれない
障害をも乗り越える助けになりうるのではないか?と感じています。

皆大人なのでアウトプットはそれなりに出すことはできる。
しかし、それを実施しようとしたとき、その決めたことが自分事になっているか、とか
チームでそれを実現させようという気持ちになっているか?ってとても大事なことでは
ないでしょうか?
そういう時、理性的というよりは感情的に「このメンバーだからやろう」と思えるかどうか、
という事がこの先困難が生じたとき(起こりがちです)、先に進めるか、こじれるかの
分かれ目ではないかと思うのです。

そういうリスクを軽減させるものとして、アート・イメージの共有が役立つのではないか
と感じました。これは今後さらに考察を深めてゆきたいところです。

一方で、参加してくださった方のご意見から、アート・イメージ ”だけ” だと難しい。
言葉が入るからこそ、イメージを定着させることができるんだなということも実感しました。
(下記は一番最後に皆さまの感想をイメージ&言葉で描いていただいたものです)
!IMG_5951.jpg

アートファシリテーション、まだまだ研究のしがいのある分野です!

このワークショップでの反省を活かして、次回は日本ファシリテーション協会(FAJ)、
11月定例会(11/28開催)で枠をいただきました☆彡

定例会は通常は会員のみ参加なのですが、今回こちらは入会を検討されている方
でしたら非会員でも参加が可能としました。

もし、アートファシリテーションてどんなものか、興味を持っていただけましたらぜひ
ご参加ください。
もうしばらくするとFAJホームページで詳細の案内が掲載されますのでどうぞお楽しみに!
申し込みも上記ホームページからになります(申込ページは別途作成されますのでご注意ください)

☆ Life with Art ☆








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